【奥村浩之展 OKUMURA Hiroyuki「風と波」そして奥能登・再生への思い】開催

奥能登国際芸術祭2023参加作家の奥村浩之さんが、ギャルリー東京ユマニテにて展示会を開催します。

奥村さんが珠洲で手がけた「風と波」は、大谷地区の鰐崎海岸にトルコの石灰岩(ライムストーン)を用い、珠洲の海や風を表現した彫刻作品です。

芸術祭後も展示されていたこの作品は、地震の影響で一部が破損するも倒壊は免れました。

この展覧会では、「風と波」に関連した新作や、破損した石片を用いた新たな作品も発表される予定です。奥村さんの作品を通して、東京から能登に思いを馳せるきっかけになるかもしれません。

みなさま、ぜひ会場に足をお運びください。

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奥村浩之展 OKUMURA Hiroyuki「風と波」そして奥能登・再生への思い
期間:2025.1.14(火)‐1.25(土)10:30-18:30(最終日17:00)※日曜日休廊
場所:ギャルリー東京ユマニテB1F
企画協力:正木基
ギャラリートーク:1.14(火)17:30-18:00(地下会場)



ギャルリー東京ユマニテでは3回目となる奥村浩之の展覧会を開催いたします。

奥村は1963年生まれ。金沢美術工芸大学で彫刻を専攻、1988年同大学大学院修士課程を修了。1989年にメキシコへ渡り、以来35年以上メキシコで作家活動を続けています。
メキシコ各地の美術館で個展を開催、パブリックアートも数多く手がけています。2023年には石川県珠洲市で開催された「奥能登国際芸術祭2023」に幅5m、高さ3mの大作『風と波』を出品し、日本海を望む海岸沿いの風景に溶け込みながらも存在感を放つ作品は好評を博しました。
2024年1月1日に発生した能登半島地震により、奥村の作品が設置された鰐崎海岸は隆起し、海岸線が海側へ大きく広がり、作品付近まで地割れが発生しました。幸いにも作品は倒壊することなく、一ヶ所の角が長さ60cmほど破損した以外、目立った被害はありませんでした。

本展では、『風と波』に関連した新作彫刻4点に加え、破損して割れ落ちた石片を用いた作品を出品いたします。『風と波』の石膏マケットの他、制作過程や被災後の現状報告など、写真や映像によるドキュメントも展示する貴重な機会となりますので、ぜひご高覧いただきますようお願いいたします。

作品画像
奥村浩之 『風と波』 2023 石灰岩 300.0×500.0×200.0cm
〈奥能登国際芸術祭2023 オープニング前日(2023年9月22日)/令和6 年能登半島地震前の撮影〉

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